科学史・技術史関係のWebページ案内(国内編) [1998.04.05]
[注意]授業等で使う関係上、このページにはかなり細かなリンクも張ってあります。しかし言うまでもないことですが、これらはリンク先のトップページの更新に伴う変更により、リンクが無効になっている可能性があります。そうした場合はご容赦下さい。なおリンク切れなどお気づきの点は、sano@kisc.meiji.ac.jpまでご一報下されば幸いです。
また、下記のWebページは網羅的ではありません。重要なWebページであるにもかかわらず欠落しているものがいくつもあります。日本国内における関係Webページの網羅的なリンク一覧に関しては、田中克範氏の「科学史・技術史リンク集」が便利ですので、そちらをご覧下さい。
科学史関係Webページ・・・大学の研究室
◎北海道大学大学院理学研究科 科学史研究室
http://www.hps.hokudai.ac.jp/history.html
杉山滋郎氏の手になる、科学史関係の「老舗」のWebページ。
とにかく数多くの情報が入っています。「科学史メーリングリスト」の加入案内もここにあります。
-- 主要な構成内容[1998.03.17] ---
科学史の教室 --- 講義「科学史」の受講者のために
北海道大学の121年
小説で読む日本の科学史・技術史
切手で見る日本の科学技術の発展
参考文献の探し方(レポートを書くときのヒント集)
読書案内
近代科学が成立したころの科学史に関する書籍紹介(コペルニクス、ガリレオ、ニュートンの伝記など)
科学史と理科教育他のWebページへのリンク集
研究室
資料室
図書・雑誌論文の紹介
資料館・博物館
関連学会・研究会
科学史MLについて
MLの過去の記録(会員専用)
会合の案内
◎東京工業大学大学院 社会理工学研究科 技術構造分析講座 科学史・技術史・科学基礎論 研究室
http://wwwhistec.hss.titech.ac.jp/course/
-- 主要な構成内容[1998.03.17] --
1.各研究室の紹介
2.リンク集
3.研究会のお知らせ
4.大学院生の募集(社会人へのメッセージ)
1.各研究室の紹介の中に、第24回大佛次郎賞受賞の中島秀人さんの詳細な履歴、研究業績目録が掲載されています。
2.研究会のお知らせの中に「火ゼミ」の案内が入っています。
◎東京外語大学 吉本秀之 研究室
http://members.jcom.home.ne.jp/hide.yoshimoto/
「第三世代のWebページデザインをめざして再構築中」[1998.04.05現在]ということであり、まだ工事中の所も何カ所か散見されます。
科学史・技術史関連の記事がいろいろな場所に散りばめられています。丹念に見ていくと「宝探し」をしているようで、なかなか楽しい気分になること請け合いです。
-- 主要な構成内容[1998.04.04] ---
- 「My Research Room」
氏の「最近12年間の主たる出版物」一覧、および、氏の所持しておられる「日本語所持本」「英語所持本」の文献目録を見ることができます。
- 「My Lecture Room」
氏の授業シラバスや試験問題とともに、<ベンヤミン>関係の参考文献表、<ボイル>に関する研究の現状と参考文献表、<科学技術と社会>参考文献表、<科学思想史>参考文献表、<科学思想史演習>文献表などの、科学史・技術史関連の参考文献目録を見ることができます。
- 「News Room」「熱機関の歴史・展望」がここにあります。
◎京都大学文学部・大学院文学研究科 科学哲学 科学史研究室
http://www.bun.kyoto-u.ac.jp/phisci/
-- 主要な構成内容[1998.04.04] ---
- 研究室の概要
- 研究室案内 I (学部生のために)
- 研究室案内 II (大学院をめざす人のために)
- 科学哲学ニューズレター
- 内井惣七教授のページ
- 伊藤和行助教授のページ
- NEWSLETTERS 科学哲学ニューズレター(INDEX) --- No.1 - No.20
- LINKS
- 98年度講義概要
- Prof. Uchii's Course Material for "Jap.Society" Kyoto.U.Int.Edu.Prog
科学史や科学哲学の研究者になりたいと考えている人には、上記の内の2,3の「研究室案内」を一度は読むことをお勧めしたい。
4.科学哲学ニューズレターは、「科学哲学」と銘打たれているが、実際には科学史関係の論稿も収録されています。以下に、個人的におもしろいと思ったもののタイトルを紹介します。一読されることを強くお勧めします。
No.3(1994.6) 「??? 「こんな翻訳読みたくない!」科学史版 !!!」
クーン『コペルニクス革命』の常石敬一氏による翻訳書(紀伊国屋書店、1976、講談社学術文庫に再版、1989)に関する書評
No.4(1994.9) 新刊書紹介:クラーク・R・モレンホフ著(最相力/松本泰男 共訳)『ENIAC神話の崩れた日』工業調査会,1994,2350円
No.5(1994.10) 内井惣七「気体分子運動論の展開----最小二乗法から「衝突数の仮定」まで」
No.8(1995.4) ルートヴィッヒ・ボルツマン著(井上和子・内井惣七訳)「自然科学において原子論が不可欠であることについて」
"Ueber die Unentbehrlichkeit der Atomistik in der Naturwissenschaft(1897)",Populaere Schriften,Leipzig:J.A.Barth,1905.の翻訳
No.10(1995.6) 伊藤和行「研究動向 ガリレオの手稿とDrakeの研究 --- 近年のガリレオ研究 ---」
No.15(1996.9) 内井惣七「ラプラスは富くじに反対!」
No.18(1997.9) Tetsuji Iseda,"Can epistemology be social?: A review of recent attempts in social epistemology"
No.20(1998.4) 伊藤和行,"Sun Worship and Heliocentricism"ほか
10.Prof. Uchii's Course Materialは、以下のような構成で、日本の科学哲学に関する体系的な通史的記述(未完)が英語でなされています。学生や一般の人々向けにできれば日本語訳を添付されることを個人的には熱望しています。
◎広島大学 総合科学部 科学史研究室
http://home.hiroshima-u.ac.jp/nkaoru/
広島大学総合科学部の成定薫氏のWebページ
氏の著作の一部および講義録をオンラインで見ることができるなど、豊富な内容の詰まったWebページであり、科学社会学・科学史・科学論に関心のある人に強くお勧めします。
[Webページ上で紹介されている氏の著作の一部の紹介]
技術史・技術論関係Webページ・・・大学の研究室および個人のWebページ
◎富田徹男研究室
http://homepage3.nifty.com/t4tomita/
そのWebページには、『特許制度の発生と変遷』『技術に国境はあるか --- 技術移転と気候風土・社会』などの氏の著書の紹介(一部の著書には詳しい概説が付いています)や、ヨハン・ベックマン『西洋事物起原』(特許庁内技術史研究会訳)などの訳書の紹介をはじめとして、氏の技術史・技術移転論・科学史・科学論・知的所有権など多分野にわたる数多くの論文や書評の電子テキスト、など豊富な内容が盛り込まれています。
まだ見ていないという人はぜひ見に行きましょう。そして電子テキストをダウンロードして勉学・研究に役立てましょう。なお、氏によれば「毎月一度内容をご確認下さい。大抵何かが増えています。」ということですので、皆さん定期的チェックを忘れないようにしましょう。
◎中央大学 法学部 奥山修平研究室
http://www.okuchans.com/
-- 主要な構成内容[1998.04.04] ---
- 研究とその周辺
- 技術史「千一夜物語」
技術史に関心を持っている方には、上記の<技術史「千一夜物語」>が特にお薦めです。
そこでは、1996年10月6日掲載の「電信以前のコミュニケーション速度」から始めて技術史に関する様々なエピソードが紹介されています。ただし極めて残念なことに「毎週1回程度加えていく予定です」となっているにも関わらず、1996年10月31日に第15夜「紡糸 サクソン紡車」が掲載されて以降は中断されています。
なお、掲載されているエピソードは前述のものの他に、「シャップの腕木式通信」「シャップ後の視覚通信システム」「畜力による回転動力」「揚水用の風車」「様々な作業を行う風車」「高度に発達した製粉用風車」「風車製粉の制御機構」「アルキメデスの螺旋」「ガバナーの機構」「水車の水量調整」「天然繊維 羊毛、亜麻、綿花、絹」「紡糸 スピンドル」「紡糸 ジャージー紡車」というものがあります。
奥山氏の技術史「千一夜物語」を読まれて、「おもしろい」と思った方はぜひ著者宛に「続行希望の電子メール」「激励の電子メール」を送って下さい。^_^)
◎大阪市立大学 技術論ゼミナール
http://www2.bus.osaka-cu.ac.jp/faculty/k-kato/
-- 主要な構成内容[1998.04.05] ---
- 技術史の小部屋
「ここは技術史を勉強する人のための部屋です。文献には辛口(甘口?)の短評をつけてあります。」というテロップが流れています。
技術史を勉強しようとする人は、ぜひ一度はここを訪れて、氏の短評を見てみましょう。
「技術史のライブラリ」、「技術史のリンク集」、「技術史の談話室」、「科学論・技術論研究会」という構成になっています。
- ゼミナールの研究活動
加藤邦興氏の著作一覧[著者8冊、論文68本]、および、水俣病年表などが収められています。
- 公害・環境問題のワークショップ
環境問題に関連するサイトのリンク集
- 講義の参考資料
ここには講義概要や過去の試験問題の他に、下記のような年表が掲載されています。
◎石田正治
http://www.tcp-ip.or.jp/~ishida96/
氏のWebページは、
「産業遺産」 「技術史・技術史教育・博物館」 「技術教育」 「スターリングエンジン」 「からくりと指南車」
という構成になっています。
「海外産業博物館 - 教材化の事例研究 -」「旋盤工の技」「スターリングエンジンの歴史」「指南車を知っていますか 歴史・メカニズム」等、興味深い記事・論文が多数ある。技術史・技術教育に関心がある人は是非見ることをお薦めします。
◎田中 克範
http://www.histec.me.titech.ac.jp/~ktanaka/
日本科学史学会事務室の現代的OA化を支える重要人物である田中克範氏のWebページ
-- 主要な構成内容[1998.03.17] ---
インターネット関連の技術史
このコーナーには、
「ホッブズのインターネット年表("Hobbes' Internet Timeline",RFC 2235 (FYI 32))」の 田中氏による翻訳
"Who's Who in the Internet Biographies of IAB, IESG and IRSG Members"
インターネットの歴史に関する文献紹介
などが入っています。
科学史・技術史リンク集
下記のような三部構成になっています。何か調べものをする時にはこのリンク集がとても役に立つでしょう。
科学史・技術史関連情報
学会, 大学, 研究会など. 個別分野の科学史・技術史, 歴史の諸分野, 博物館など.
社史・団体史・伝記など
科学者・技術者などの伝記, 企業や研究機関などの歴史・沿革. 企業の博物館.
文献探索のヒント
図書館・文書館, 古書店. オンライン検索. 論文や入手困難な書籍の入手方法, 貴重書のコレクションなど
コンピュータ技術について
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